11月25日 大毎、阪急、近鉄の監督を歴任し8度もチームをリーグ優勝に導いた名将 西本幸雄さんが亡くなりました。
悲運の名将とささやかれる通り、その素晴らしい功績にもかかわらず、一度として日本一になれなかった事さえも、この監督の武勇伝として輝いているようにも思えます。
本来、阪神ファンである、わたくしが西本監督には全く縁がなさそうですが、先日お話したボケ山さんは生粋の野球オタクであるとともに、重度の近鉄ファンでありました。
彼から監督たるものやいかにを、聞くたびによくそのお名前が出てきていたものです。
この度も、色々な選手から、当時を回想したコメントが新聞に出ていましたが、どれも、まず、“怖かった”で始まり、全ての人が笑顔で、遠い目をして話しておられたと、記事に書いてありました。
その中で前日本ハム監督の梨田さんの回想が心に残りました。
ある試合でキャッチャー梨田がキャッチャーフライを取りに懸命にボールを追いかけていると、近鉄側のベンチ近くまでボールが飛んでいった、構わず梨田が追いかけていると、バットを立てているケース(鉄製)の上に西本監督が覆いかぶさり梨田を守ろうとしていたそうです。
優しい、怖い、統率力、リーダーの資質としてどれが一番かはわかりませんが、直角の半分の年を迎えたゆうさんは、良いリーダーだったのか? 考えさせられます。