プジョーが今年新車攻勢に出ています。
308,508,208,とそれぞれ最後尾の数字が示す通り、新しい世代に入っていきます。
ゆうさんも含め、多くの日本人が初めてプジョーの名前を聞いたのはおそらく205からではないでしょうか?
あの小粋なハッチバックはゴルフと並ぶベビーギャングでピニン=ファリーナのデザインはとてもカッコ良かった!
1990年頃、ラリーはモンスターと呼ばれたグループBの時代、市販車をベースにしなければならないとはいうものの、競技車改造用の超スペシャル車を200台販売すればOKという、反則技がまかり通っていた時代、プジョーはこの205に1000馬力とも1500馬力とも噂されるエンジンを運転席の直後に載せ、当時流行り言葉にもなったフルタイム四駆を搭載し競技に参加していました。
しかし、その狂暴な性格ゆえ、死亡事故が多発し、現在の改造が極端に限られたグループAに移行していきました。
さて、プジョーの車名(数字)について、このメーカーは古くから間に0を挟んだ3桁の数字で名前をつけてきました。
その歴史は古く、ポルシェが初めて911のプロトタイプを自動車ショーに展示した際、901と表記した時、間に0を挟んだ車名はプジョーの登録商標であることを主張、すぐさま911に変更したというお話が残っています。
その意味は一番前の数字はクルマのタイプ、というよりはモデル名、現在のプジョーのラインナップから言うとクルマの大きさと言った方が分かりやすいでしょうか?
そして二番目が件の0、そして最後が世代、すなわち何回目のモデルチェンジかを示しています。
ゆうさんのクルマは2の大きさの7モデル目のクルマと言う事になります。
現在では新しいカテゴリーとして背の高いクルマ(ミニバンのような車)のラインナップに力を入れており、そのクルマ達は間に00を挟む4桁の数字で表わされています。
そもそもプジョーは先にも書いたように、メルセデスベンツと並ぶ、世界最古のガソリン自動車メーカーであり、クルマだけでなく自転車メーカーとして、また、マリー・アントワネットの時代、クジラの骨(もしかしたら他の骨やったかも)からあの下に向かって広がる舞踏会の絵などでお馴染の女性のスカートの骨格を作っていたことでも有名なのです。
それともう一つ、1990年当時の社長の奥さんは、日本人を「黄色いチビ」や、「黄色いアリ」等と発言し、大騒動になった “クレッソン女史” だというのも知る人ぞ知るお話であります。
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2014年12月29日(月)06時26分 編集・削除