前回は夜中に書いたからでしょうか? 読み返すたび、ごっつい事を書いたものだと反省しています。でも載せてしまったものは仕方ない、今回は続きのテンションで書いたのでも少しお付き合いください。
で、選んだクルマはマツダデミオ スカイアクティブ
理由は以下のとおり
1 ハイブリッド車のように電気の力を一切使わずに同等の低燃費30km/lを実現した。
今回マツダがチャレンジしたのはエンジン本体の効率を上げるために、圧縮比をガソリンエンジン
では例のない、14:1にまで引き上げました。
一回の爆発でできるだけピストンを力強く押そうと思うと、燃料を含んだ空気を出来るだけ圧縮
すればいいのですが、これが言うほど簡単なことではないようで、世界中のメーカーが取り組んでは
やめてしまう困難な技術です。
しかし、マツダはピストンの形状を見直し、排気の流れを工夫することで解決しました。
また、次のCX-5ではこれと同じ圧縮比のディーゼルエンジンを搭載してきます。
(実はこちらのほうが、驚きですが、今日はやめときます。)
2 欧州車のようにエンジンの小型化+ターボといった日本の道路に合わない技術は使わなかった。
交差点で停止、スタートを繰り返す日本の道路では高速道路を一定速度で走ることの多い欧州車
とは想定する環境が違います。
3 アイドリングストップに独自の技術を使った
エンジンを止める時、再始動時にエンジンがかかり易いよう状態で止めるという、当たり前の技術、
他メーカーではそれをやっていせん。
4 実はスポーティーエンジンである。
エンジン全体の効率を上げたので、ハイブリッドやターボ付きのようにサポートする技術の
及ばない、すなわちアクセルをいっぱい踏めば燃費が極端に悪くなることがなく、乱暴な言い方を
すれば高回転でも低燃費ということになります。
ここまで書くとマツダ“スゲエー“ですが、そもそも、スカイアクティブとは、エンジンだけでなく、ミッション、シャシー、軽量ボディーの全てが揃って初めて完結する技術で、マツダではこれらを総じてスカイアクティブテクノロジーと呼んでいます。
でもデミオに搭載されたのはまだエンジンだけ、実際全部搭載して出てくるのは次のCX-5という事になり、本来の評価はその時となるかもしれません。
けれど、広島の小さい自動車メーカーが社運をかけて世界に問う技術、それだけで応援したくなりませんか
写真は青がデミオ 銀がCX-5です